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22.11.6 第1回美術館の在り方を考えるワークショップ in高松

1つだけ美術館オープン前日の、2022年11月6日に、TAKAMATSU-JAM4.5の1階フリースペースにて美術館の在り方を考えるワークショップを開催しました。

意見が集められ編集されていく様に、とても高揚しました。改めて「美術館や芸術は誰のために、どうして必要なのか」を考える機会となりました。お忙しい中、ご参加いただいたみなさまには心より感謝申し上げます。


ワークショップの内容

参加者に「美術館の役割」と考えるものと、「美術館で観たいもの」を2色の付箋に書き出してもらいました。次に、ファシリテーター2名が、その付箋を「ハイレベル:イージー」「社会的:個人的」の2軸の中に分類をおこないます。結果が下図。

「美術館で観たいもの」として①価値観が変わるような経験②職人が作った本物 という様な意見が複数。また、「美術館の役割」についての意見で目立つものは⑴非日常を体験する⑵社会への問題提起⑶文化継承⑷内面の気付きの場など。

全体的に、単純に美しい・綺麗というものではなく、見識の広がる体験を望んでいるように感じます。

また、1つだけ美術館特有の環境と空間を活かした展示を希望する声もあり、既存の美術館とは違った斬新な試み、学芸員としての編集力を求められているように思います。

こちらは、包トラトラさんと喫茶ヒツジさんに用意していただいた食事。

全てこの日のために考えていただきました。

一緒に美味しいものを食べて、一緒に考える。なんてすばらしい時間でしょう!!

この「美術館の在り方を考えるワークショップ」は、定期的に開催いたします。

意見交換に適切な人数設定のために、お誘いしきれなかった人たちもたくさん…

どうか次回以降、ご参加いただけると嬉しいです。


1つだけ美術館は、ご来館いただいたみなさまからのドネーション(寄付)によって運営されるパブリック美術館です。

なにとぞご協力をお願い申し上げます。